この

「イヤな気分」こそ、認知療法で退治しなければならない、うつ病の原因とされている。
何を考えても「イヤな気分」になるのだから、たまらない。
その思考形態から、逃れられず、ずっとその気分でいることになる。
体が動かなくなるのも、道理である。
「イヤな気分」なら、「気分転換」という方法があるではないか?と思うだろう。
しかし、その気分転換すら出来ない程に、「イヤな気分」に支配されてしまうのが、うつ病の「病気」たるゆえんだ。
「イヤな気分」と言うことは、「楽しいことが全くない」とも言い換えることが出来るかも知れない。
そんな人生に意味があるか?と、疑問を持つ段階、「イヤな気分」から物理的に逃れたいという衝動に発展すると、例えば自傷行為、または自殺に至る。